EINSTAR VEGA APP v1.3.0アップデートのご紹介

EINSTAR VEGA APP v1.3.0アップデートのご紹介

EINSTAR VEGA v1.3 Introduction

VEGA APPの新機能と改善点のご紹介

EINSTAR VEGAは、3Dスキャンの作業効率と精度を向上させるため、常に進化を続けています。新しいバージョンでは、スキャンの精度や利便性をさらに高める多くの機能が追加されました。今回は、VEGA APPとStarVisionの新機能について、ユーザー体験を大幅に向上させるポイントをご紹介します。

 

 VEGA APP v1.3.0


1.ベースプレーンクリーナー

ターンテーブル、テーブル、地面などのベースプレーンに置かれた物体をスキャンする際、この機能を有効にすると、3Dスキャン中に検出されたベースプレーンが自動的に削除されます。これにより、プロセス中に手動で不要なデータを選択して削除する手間を省き、効率が大幅に向上します。また、データの端が手動処理に比べて滑らかで綺麗になります。


2.画面ミラーリング

ローカルエリアネットワーク内でのワイヤレス画面ミラーリングには2つの方法があります。1つは、モニター(スマートフォンやタブレット)とEINSTAR VEGAを同じWi-Fiネットワークに接続する方法、もう1つは、EINSTAR VEGAのホットスポットにモニターを接続する方法です。QRコードをスキャンするか、提供されたIPアドレスをブラウザ入力することで、ワイヤレス画面ミラーリングが開始できます。この機能により、低遅延での操作が可能となり、大きいモニターでの画面表示が可能となり、3Dスキャン作業現場の可能性がさらに広がります。

 

3.XYZポジション調整ツール

新たに「XYZポジション調整ツール」を導入しました。これにより、本体やStarVison上でモデルの向きをX、Y、Z軸で調整し、水平・垂直に配置できます。ズームイン/ズームアウトや視点変更(前面図、側面図、俯視図)も簡単に操作可能で、より細かなコントロールが実現します。また、調整した座標は他の設計ソフトへのインポート時に任意の向きに変換できます。

 

4.データ編集後のスキャン再開

モデルをモデルライブラリに保存する前に、点群編集やメッシュ生成を実行後でも、1クリックでスキャンを再開したり、スキャンを続けたりできます。

 

5.メッシュ生成後の自動穴埋め

メッシュの穴埋め機能により、モデルが生成された後、指定したサイズの穴を選択して埋め、1クリックでテクスチャを再マッピングすることができます。これにより、モデルの形状がより完全になり、他の3Dソフトウェアでの手動作業が減り、プリント可能な状態を保証します。

 

6.HDモードの作業距離を300mmから350mmに拡張

HDモードでの3つの解像度レベルの最大作業距離が以下のように拡張されました:

解像度レベル

v1.2

v1.3

高解像度

100-220mm

100-250mm

標準解像度

100-260mm

100-300mm

低解像度

100-300mm

100-350mm


この拡張により、HDモードでのスキャン体験がさらに向上します。また、HDモードとファストモードの作業距離のギャップがなくなり、EINSTAR VEGAは100mmから350mmの範囲でHDモード、350mmから1500mmの範囲でファストモードに対応し、より多くの活用現場をカバーします。

 

7.最大スキャンフレーム数の拡大


○ テクスチャなしで最大18,000フレーム
○ テクスチャありで最大8,000フレームこの強化により、1回のスキャンでキャプチャできるデータ量が増え、ほとんどの作業を一度で完了でき、複数回のスキャン再開を行う必要が減少します。

 

8.メッシュ生成とテクスチャマッピングの途中での終了


メッシュ生成やテクスチャマッピングのプロセスを終了し、素早く前のステップに戻ることができます。

 

9.データのコピー

モデルライブラリ内でデータを1 タップで複製できます。この機能により、異なる目的に応じて、異なる点群およびメッシュ編集パラメータを使用してモデルを生成したり、編集前の元のバージョンを保持したりできます。

 

10.自動ホワイトバランス(AWB)

EINSTAR VEGAは、現在の照明環境に基づいてスキャン中に継続的に自動ホワイトバランスをサポートし、3Dスキャン時の色のテクスチャ正確度を向上させます。

 

11.保存前にデータを削除

データを保存する前に、ポイントクラウドやメッシュデータを迅速に削除でき、不要なデータがストレージを使用しません。

 

その他のユーザー体験調整


● 低解像度スキャン選択時のHDおよびファストモードでの追跡性の向上
● マーカーアライメント設定下でキャプチャされたマーカー数を表示


● テクスチャマッピング進行状況をパーセンテージで表示


● データ編集ボタンの位置調整

 

StarVision


1. 「XYZポジション調整ツール」をサポート
2. PCシステム言語に自動的に一致
3. 「ベースプレーンクリーナー」機能を有効にした状態でスキャンされたデータに対応するメッシュ生成をサポート。ベースが削除されたデータをシームレスに処理できます。


最後に


VEGA APPとStarVisionの新機能は、ユーザーの操作性を大きく向上させ、スキャンの精度や効率を飛躍的に高めます。これらの機能を活用することで、3Dスキャン作業がよりスムーズかつ効率的になり、さまざまなプロジェクトで革新的な成果を生み出すことができます。皆様のご支援とご協力に感謝し、今後もEINSTARは進化し続けますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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A man is scanning a little sheep toy using EINSTAR VEGA with scanning processes, and the result on the right

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